民主党政権で初めてとなる公式訪米を行った野田総理。首脳会談では、自らをオバマ大統領の大好きなバスケットボールの司令塔にたとえて、「目立つ選手ではないが、結果を残していく。チームワークを重んじる」と話しました。
これに対し、オバマ大統領も「野田総理は柔道の黒帯だ。記者のみんなが変な質問をしたら守ってくれる」と共同会見でユーモアを見せるなど和やかな雰囲気も見えましたが、肝心の成果はどうだったのでしょうか。
まず、1日のワシントンポスト4面、大統領選を扱うページに掲載された関連記事は、いたって小さなものです。さらに、4月30日のネットワークニュースは、この首脳会談について、一切放送しませんでした。
今回の首脳会談、台頭する中国に対し日米同盟を強化し、けん制する方針を確認しましたが、これといった進展はありませんでした。むしろ、共同会見でメディアの関心をさらったのは、北京でアメリカに保護された中国の盲目の人権活動家に関し、オバマ大統領が初めて言及したこの発言でした。
「中国の人権活動家の状況に関する報道は承知している。しかし、この問題について話すことはない」(オバマ大統領)
この中国人権活動家の問題、対応を誤ると米中関係をこじらせ、オバマ大統領の再選戦略にも悪影響を与えかねないだけに、日米首脳会談をめぐる報道はその陰に隠れてしまった形です。
(Q.アメリカでの扱いは小さいようですが、野田総理にとっては民主党初めての公式訪問。オバマ大統領との関係作りは進展したのでしょうか?)
野田総理は会談の際、「自分は目立つ選手ではないが、結果を残す」と自らの実直さを売り込み、これに対しオバマ大統領は、この発言をわざわざ会見で紹介し親密さを演出したわけです。
ただ、今回の公式訪問、韓国イ・ミョンバク大統領の公式訪問と比べると、寂しい内容となりました。ホワイトハウスでの歓迎式典はなし、晩餐会を主催したのはオバマ大統領ではなく、クリントン国務長官でした。
米韓FTAをお土産にしたイ・ミョンバク大統領に対し、TPP交渉参加の決断を棚上げした野田総理、大統領選へ向け経済外交で得点したかったオバマ政権の失望感が背景にあることは否めないでしょう。
「野田総理は、結果を残す」。オバマ大統領がことさらこうした発言を取り上げたのも、TPP交渉参加へ向けて釘を刺す狙いがあるようにも見え、野田総理は重い課題を背負って帰国することになります。(01日23:18)
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